よく、「LinuxとUNIXってどう違うの?」「LinuxはUNIXではないのか?」といった疑問をよく聞きます。

結論から言うと、「LinuxはUNIXに倣って(ならって)作られたOS」「LinuxはUNIXとは似て非なるOS」ということになります。


これには少し深い事情があります。

そもそもUNIXというOSは、1970年頃にアメリカAT&T社のベル研究所が開発し、開発を推し進めてきたOSです。

現在、「UNIX」という商標はThe Open Groupが持っていることもあり、

「LinuxはUNIXではない」ということができます。


一方で、もう一つLinuxが「UNIXではない」という理由があります。

Linuxの生い立ち(おいたち)は、1991年、当時まだ学生であったフィンランドのLinus Torvalds氏が、

当時高価であったUNIXの機能を実現しようと、

ゼロから開発を始めたものなのです。

すなわちLinuxは、元祖UNIXのコードなしで開発されたものです。

つまり、プログラムとしては全く別物なのです。

しかし、UNIXとよく似たを持ち、よく似た動作をする為、「UNIX互換(ごかん)OS」と呼ばれているのです。