Linux Australia、Windows 8のセキュアブートに反対する陳情を行う

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オーストラリアのLinuxコミュニティ「Linux Australia」は、Windows 8のロゴプログラムでセキュアブートが必須とされたことに反対し、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)に陳情を行った(ZDNetオーストラリアの記事、 本家/.)。

先日のストーリーでも紹介されているが、Windows 8では最新のUEFIに搭載されたセキュアブート機能が利用可能となる。セキュアブートは、ファームウェアに組み込まれた公開鍵を使用して認証を行うことでOS起動前のセキュリティを向上させるものだ。しかし、MicrosoftがWindows 8のロゴプログラムでセキュアブートを必須としたことから、Windows 8プリインストールマシンでは他のOSが起動できなくなる可能性が出てきた。

Linux Australiaはセキュアブートの強制により競争が阻害されるとして、ACCCに調査を要求している。これに対してACCCはセキュアブートの強制が排他的取引を禁止した競争法47条に抵触する可能性があるとしながらも、陳情を取り上げるには個別の企業だけでなく、市場全体に対する影響が示される必要があるとメールで回答したとのこと。 ちなみに、セキュアブートに関する不安の声が多いことから、MicrosoftはBuilding Windows 8ブログでセキュアブートの仕組みを解説し、OEMは顧客の要望に合わせてセキュアブートの無効化に対応したファームウェアを提供する自由があるとしている。

この記事についてRed Hatの開発者Matthew Garrett氏は、セキュアブートの無効化や公開鍵の追加をする自由がエンドユーザーに対しては保証されていないなどと自身のブログで反論している(Building Windows 8ブログの記事、 Matthew Garrett氏のブログ記事、 Delimiterの記事)。

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