【搬运】現代日本語の文法 第五章名词

本书作者:会田贞夫、中野博之、中村幸弘
知乎翻译地址:現代日本語の文法 第五章名词
一。名詞の特質
活用のない自立語であり、それだけで主語となり、助詞「が」「は」などを伴って主語文節をつくることのできる語を、名詞という。名詞は、体言ともいわれる。
▼体言とは、用言に対する語で、実体概念を表す言語という意味である。助詞「が」は」を伴って主語文節をつ くる以外に、いろいろの助詞を伴って連体修飾文節や連用修飾文節をもつくる。
梅の花 山に登る ペンで書く 友人と遊ぶ山よが高い
二 名詞の種類
名詞には、次の種類がある。
(一)普通名詞
本箱 精神 心 紙 家 山 川 魚 桜 犬 虫
などのように、事物における同類に共通する名称・呼称を表す語である。 (二)固有名詞
源氏物語 夏目漱石 江戸川 富士山 大阪 京都 名古屋
などのように、地名・人名・書名・山の名・川の名など、そのものに固有の名称・呼称を表したり、他に间じようなものがあっても、他と区別する意識のもとに用いられる語である。したがって、その定義として「一つだけしかないもの」というのは不適当である。[太陽」「月」「春」「夏」「秋」「冬」などは固有名詞ではない。なお、普通名詞と固有名詞を分けることに実益はない、との考えから、これらを区別しない説もある。
(三)数詞
七つ目 六号 第五 四日 三グラム 二つ 一人
なとのように、事物の数を表す語、数によって順序や等級を表す語である。なお、数詞は連用修飾語になることができるという特質を持っている。「五軒」「三冊」「五日」「豆腐」一丁「四箱」などの○部分を助数詞という。これに対して、数だけを表す傍線部分を本数詞という。本数詞と助数詞を合わせて数詞という。助数詞と紛らわしい言葉に序数詞があるが、これは数によって順序を表す数詞の一つで、「第一」「一つ目」などの類である。
(四)代名詞
どちら どこ それ あれ どれ 彼 これ あなた 私 
などのように、事物の名をいう代わりに、話し手・聞き手の関係に基づいて直接事物を指し示す語である。これら四種類を一括して名詞(体言)とするのは、次のような共通点があるからである。

  1. 主語になることができる
  2. 語形が変化しない
  3. 連体修飾語によって修飾される詞を伴う、など。
  4. 下に助詞を伴う、など。
    三 代名詞の種類
    代名詞は、そのさす内容が、人であるか物(事物・場所・方向)であるかによって、 人 (人称)代名詞と指示代名詞の二種類に分けられる。人代名詞は自称・対称・他称(近称・中称・遠称)・不定称に分けられ、指示代名詞は他称・不定称に分けられる。

他 称(三人称) 中 称 そのかた 自 対 不定称 (咱人椭) (討人椭) 近 称 遠 称 起な状 (どいつ)ど このかた (こなた) (こいつ) あのかた か わたくし わた あなた (そなた)き」 人に関するもの だ れ (あいつ L み(おまえ) (そいつ) れに こ どちら どっち れ れ 事物に関するもの れ あ そ こ な 場所に関するもの こ そちらそっち あそこ ど こ こ あちら こちら こっち 方向に関するもの (あ・かなた あっち だいいちにんしょう

  • 自 称――話し手自身を指す(第一人称または一人称ともいう)。
  • 対 称――話し手から見て、相手(聞き手)を指す(第二人称または二人称ともいう)。
  • 他称——話し手から見て、話し手とその相手以外の人を指す(第三人称または三人称ともいう)。
  • 近 称――指示対象が話し手に近いものを指す。
  • 中 称――指示対象が相手に近いものを指す。
  • 遠 称――指示対象が話し手やその相手から遠いものを指す。
    不定称――指示対象がはっきりしない人やものを指す。
    代名詞は普通、人代名詞と指示代名詞とに分け、それを右表のようにさらに細かく分けるのであるが、いずれも、指示性という特質に限れば、人代名詞と指示代名詞という区別をする必要はないようにも思われる。なお、第一人称「わたし」、第二人称「あなた」に対応すべき一語としての第三人称がないのも、日本語の特徴である。「あのかた」「このかた」が考えられるが、「わたし」「あなた」のような一語ではなく、二語である。これに代わるものとして、現在では「かれ(彼)」という言葉が使われている。さらに第三人称(他称)・不定称には表中の傍線部のような、体系だった側面(「こそあど」の体系、109リページ参照)があることも、日本語の特徴の一つである。
    反照代名詞(反射代名詞) 代名詞の中でも、人称のいかんを問わないで、反射的に同じものを再び指し示して いるものがある。これを反照代名詞という。
  • それは、君が自分で解決することだ。
  • 私は、自分の欠点を知っている。
  • 君たちも、自分を反省してみたまえ。
  • 犬や猫でさえ、自分の子を可愛がる。
    四 名詞の用法
    名詞は、「が」のほか、「の」「に」「を」「へ」「と」「より」「から」「で」「や」などの助詞や断定の助動詞「だ」「です」など を伴って、いろいろの意味に用いられる。
  • 本を読む(連用修飾=対象)
  • わたしに下さい(連用修飾=相手)
  • 春の海(連体修飾)
  • 山より高い(連用修飾=比較)
  • こちらべ来い(連用修飾=方向)
  • 彼と話す(連用修飾=共同)
  • 太郎君や花子さん(並列)
  • 校庭で遊ぶ(連用修飾=場所)
  • 学校から帰る(連用修飾=起点)
  • ここが会場です(丁寧な断定)
  • これは机だ(断定)
    また、ある種の名詞は、それだけで副詞(93ページ参照)のように用いられることがある 。
  • ゆうべ、地震があった。
  • 父は、今朝帰った。
  • りんごを、五つ食べた。
  • 出発が、十分遅れた。
    傍線の名詞は特殊なもので、「時間・時刻」「数」を表している。これらを副詞とする説もあるが、主語としても用 いられるので、副詞とはいえない。あえていえば、名詞の副詞的用法とでも呼ぶべきものであるが、これは名詞一般の用法ではない。
  • 今朝は寒い。
  • ゆうべはたいへん暖かでした。
    右のような主語としての用い方は、副詞にはない用法である。したがって、単語としては名詞であるが、時に構文のうえから、副詞と同じはたらきをすることもある、ということになろう。
    五 形式名詞
    名詞は実質概念を有しているものであるが、これに対して、一定の実質概念をもたず、名詞としての形式概念か持たないものを形式名詞(または不完全名詞)という。
    「弓の筈が鳴る」の「筈」は実質名詞であるが、「たしかに帰ったはずだ」の「はず」は形式名詞の例である。
  1. 私の言うとおりになさい。(ここは風の通り(実質名詞)が悪い。)
  2. ぼんやり立っているところを写真にとられた。(所(実質名詞)変われば品変わる。)
  3. 友人のために努力した。(それは、為(実質名詞)にならない。)
    「とおり」「ところ」「ため」などは、場面・場合によっていろいろ変わった内容を表すものであり、それだけ取り出しても、一定の実質的な概念を示していない。さらに、形式名詞はその内容を限定する連体修飾語をおかないと意味が明らかにならない点で、他の名詞とは異なる。形式名詞に属する語には、次のようなものがある。
    うち はず ため わけ こと とおり ところ とき まま
  • 勉強するときは、一生懸命やりなさい。
  • そこへ行けないわけがあるのです。
  • 服を着たまま、眠ってしまった。
  • すばらしいことが起こりました。
  • 考えているうちに、時間が経ってしまった。
    ▼次の傍線部の名詞は、実質的な意味を失って用いられている。
  • そう言った手前、やらないわけにはいきません。
  • そう言った以上、絶対にやりますよ。
  • そう言ったくせに、やろうとしません。
    右の「手前」「以上」は、形式名詞化していると見ることもできようし、また、接続助詞的な機能も見えてく る。それに対して、「くせ」は、それだけで形式名詞と見るか、それとも「くせに」として接続助詞に位置づけるか、悩まされるところである。
    方框内:形式名詞と副助詞との識別法
    「ばかり」「くらい」「ほど」などの副助詞(217ページ以降参照)は、意味上も形式名詞に似ていて紛らわしく、 その用法も形式名詞と区別しにくい。
  • いま来たばかりです。
  • 遊んでいるばかりが能ではあるまい。
  • アリのように、ただ働くばかりの毎日。
    右のように、副助詞は、「です」を伴って述語となり、「が」を伴って主語ともなり、「の」を伴って連体修飾語ともなる。また、連体修飾語を受けることもできる。これらの働きは形式名詞と全く同じである。
  • 映画は、月に一回観るくらいです。
  • 映画は、月に二回観るくらいがよい。
  • 月に一度は、映画を観るくらいになった。
  • 映画は、月に一度観るくらいのことです。
    これらの例にもかかわらず、副助詞と区別して形式名詞を立てる理由は、副助詞には、次のような形式名詞にはない用法があるからだと考えられる。
  • 彼は、本ばかり読んでいる。
  • 映画くらい、たまにはいいでしょう。
  • 私ほど、幸福な者はないと思います。
    体言に直接続くという、副助詞のこの用法は、体言(形式名詞も含めて)にはない用法であって、体言が助詞などを介さなければ、他の体言に付くことがないのとは、対照的である。
    複合名詞
    複合名詞の構成には、次の例のようなものがあり、これらはすべて、一語の名詞として取り扱う。
  1. 山道 柱時計 本箱 (名詞+名詞)
  2. 忘れ物 つり橋( 出口動詞+名詞)
  3. 月見 芋掘り 火消し(名詞+動詞)
  4. 立ち話 受け取り 書き置き(動詞+動詞)
  5. 遠山 嬉し涙 浅瀬(形容詞の語幹または語幹相当形+名詞)
  6. 苦笑い 遅まき 長わずらい(形容詞の語幹+動詞)
  7. 足早 夜長 気短 (名詞+形容詞の語幹)
  8. 遠浅 細長 (形容詞の語幹が重なる)
  9. お菓子 ご飯 小山(接頭語+名詞)
  10. 親たち 五本 高さ(接尾語の付いたもの)
  11. 人々 だれだれ われわれ(名詞+名詞=畳語)
  12. 茶の間 竹の子 山の芋(三語からなるもの)
    右のうち、⑦・⑧は、本書の立場からは、「だ」を添えて一語となるものと判断され、形容動詞と認定されることになる。

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