A) FOB (Free on Board = 本船渡し条件)
輸出業者が貨物を本船に積み込むまでの値段で、貨物が本船に積み込まれた時点で、貨物の損傷の危険は輸入業者に移ります。 海上保険や海上運賃は輸入業者が負担します。 最もポピュラーな貿易取引き条件の一つです。
B) C&F (cost and Freight = 運賃込み条件)
本船渡し値段に仕向地までの海上運賃を加えた値段で、船積みされた貨物の危険負担はFOBと同じように輸入業者に移り、海上保険は輸入業者が手配します。
C) CIF (Cost, Insurance and Freight = 運賃、保険料込み条件)
賃込み値段に海上保険料を加えた値段で、船積みされた貨物の危険負担はFOBと同じように輸入業者に移ります。
商品の決済方法 [Payment Terms]
A)信用状 (L/C = Letter of Credit)
貿易取引では??取引相手が外国にいるため、輸入業者からすれば注文した商品が間違いなく送ってくれるかどうか、輸出業者にとっては、輸出した商品の代金を輸入業者が確実に支払ってくれるかどうか不安があります。 両者の不安を解消する手段として考えられたのが信用状(L/C)です。 信用状は、輸入業者が自分の支払を補償してもらうために、輸入業者の取引銀行が輸出業者に発行する支払保証状です、輸出業者は信用状の条件に合致した取引??船積、為替手形の取り組みをを行えば確実に銀行を通じて代金を回収できます。
B)電信送金 (T/T = Telegraphic Transfer)
輸入業者が取引銀行経由で輸出業者の銀行口座に電信で送金する方法で、通常手続後2~3日で輸出者の口座に届きます。
C)送金小切手 (Bank Check)
輸入業者が銀行に送金小切手を作成してもらい、その小切手を輸出者に郵送そる方法。 粉失や盗難などの危険があるので、小額代金の送金のみに利用されます。
商品の輸送手段 [Transportation]
A) 海上輸送 (Ocean Freight)
多量の貨物の輸入する時に利用されます。 通常、20フィートコンテナの大きさに満たない比較的
小さな貨物は 20フィートコンテナに混載にされます。
20フィートコンテナ
コンテナサイズ: 5.9メートル(長さ) X 2.3メートル(幅) X 2.2メートル(高さ)
最大積載容量: 約28立方メートル
最大積載重量: 18,000キロ
40フィートコンテナ
コンテナサイズ: 12.9メートル(長さ) X 2.3メートル(幅) X 2.2メートル(高さ)
最大積載容量: 約59立方メートル
最大積載重量: 27,000キロ
B)航空便 (Air Freight)
少量で、高価な貨物を急いで取る場合に利用されます。
C)国際宅配便 (Courier)
小口で比較的軽量な貨物を早く必要とする時に利用されます。 日本での輸入通関は国際宅配業者がします。
D)航空小包郵便 (EMS = Express Mail Service)
重量は20~30キロまでで、容積にも制限がありますが、輸入業者自身が輸入通関手続を行なわなくとも、商品を郵便局から受取ることが出来ます。
船積書類 [Shipping Dcoments]
A)船荷証券 (B/L = Billof Llading)
船会社が輸送する貨物を受取った事を確認し、陸揚げ港で、この船荷証券と引換えに貨物を引渡すことを約束した貨物の受取書。 貨物の荷受人、到着通知先、運賃の支払済み、あるいは後払いが示されています。
B)送り状 (インボイス = Invoice)
輸出業者が輸入業者ああてに作成した積荷の明細書で、船積みされた貨物の品名、荷印、数量、単価、総額、輸送方法等が明記されています。
C)包装明細書 (パッキングリスト = Packing List)
船積みされた貨物の包装形態、各包装の内容品目、数量、重量、容積等が明示された明細書です。
D)保険証券 (Insurance Policy)
船積みされた貨物が輸送中に損害が生じた場合の補填条件が記載されている証券です。
E)原産地証明 (Certificate of origin)
船積みされた貨物がその国、又は特定の国で生産、製造、又は加工された物である事を証明した書類です。 特定の国の貨物について関税の免除、軽減するための資料としても利用されます。船積書類は貨物の輸入通関に使用されます。