配列やコレクションの繰り返し処理をする

 配列やコレクションの繰り返し処理をするには、タグを使用します。

タグの主要属性

属性	概要
id	JSP内で使用する変数名を指定します。
collection	スクリプトレットで指定された値を指定します。
name	スコープに登録されているBean名を指定します
property	出力対象のBeanのプロパティを指定します。
scope	name属性で指定したオブジェクトを取り出すscopeを指定します。指定しない場合、pege、request、session、spplicationの順で検索します。
indexId	現在のindex番号を格納する変数を指定します。
length	最大の繰り返し数を指定します。※１
offset	繰り返し処理を開始するindex番号を指定します。省略時はゼロ※１

※１　最大繰り返し数と開始index番号の指定の実装例はこちらを参照して下さい。


例１）ＪＳＰ内でスクリプトレットで生成した配列を出力する

<%@ page pageEncoding = "Shift_JIS" %> <%@ page contentType="text/html; charset=Shift_JIS" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-logic" prefix="logic" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-bean" prefix="bean" %> <% String[] strArray = {"str1","str2","str3"}; %> ●JSP内で生成したString型の配列を表示する。 collection="<%= strArray %>" indexId="idx" > 　　 　：

String配列が、スクリプトレットで指定されているので、collection属性を使用している。
インデックス番号を表す変数に"idx"を指定している。

画面イメージ

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例2）セッションに格納された配列、Ｌｉｓｔ、Ｍａｐオブジェクトを出力する

<%@ page pageEncoding = "Shift_JIS" %> <%@ page contentType="text/html; charset=Shift_JIS" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-logic" prefix="logic" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-bean" prefix="bean" %> ●String型の配列を表示する 　　 ●Ｌｉｓｔ型の配列を表示する 　　 ●Ｍａｐ型のKeyとvalueをそれぞれ表示する 　　 　　　　：

配列、コレクションが直接セッションに格納してあるので、property属性は指定していない。
Map、タグのproperty属性に、key、valueを指定することでそれぞれ、keyと値が出力される。

画面イメージ

配列、コレクションのセッション格納処理抜粋（アクションクラス）

public ActionForward execute(ActionMapping mapping, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ActionForm form, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　HttpServletRequest request, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　HttpServletResponse response) { 　　// 配列データをセッションに登録 　　String[] str = {"str1","str2","str3"}; 　　request.setAttribute("strData", str); 　　// Listデータをセッションに登録 　　List list = new ArrayList(); 　　list.add("list1"); 　　list.add("list2"); 　　list.add("list3"); 　　request.setAttribute("listData", list); 　　// Mapデータをセッションに登録 　　Map map = new 　　LinkedHashMap();　 　　map.put("key1", "map1"); 　　map.put("key2", "map2"); 　　map.put("key3", "map3"); 　　request.setAttribute("mapData", map); 　　return mapping.findForward("success"); }

例３）セッションに格納された、Baen内の配列、Ｌｉｓｔ、Ｍａｐオブジェクトを出力する

<%@ page pageEncoding = "Shift_JIS" %> <%@ page contentType="text/html; charset=Shift_JIS" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-logic" prefix="logic" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-bean" prefix="bean" %> ●Bean内のString型の配列を表示する 　　 ●Bean内のＬｉｓｔ型の配列を表示する 　　 ●Bean内のＭａｐ型のKeyとvalueをそれぞれ表示する 　　 　　　　　：

配列、コレクションが直接セッションに格納してあるので、property属性は指定していない。
Map、タグのproperty属性に、key、valueを指定することでそれぞれ、keyと値が出力される。

画面イメージ

Beanのセッション格納処理抜粋（アクションクラス）

public ActionForward execute(ActionMapping mapping, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ActionForm form, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　HttpServletRequest request, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　HttpServletResponse response) { 　　 // 配列データを登録 　　String[] str = {"str1","str2","str3"}; 　　 // Listデータを登録 　　List list = new ArrayList(); 　　list.add("list1"); 　　list.add("list2"); 　　list.add("list3"); 　　// Mapデータを登録 　　Map map = new 　　LinkedHashMap();　 　　map.put("key1", "map1"); 　　map.put("key2", "map2"); 　　map.put("key3", "map3"); 　　// 配列、コレクションデータをアクションフォームに設定 　　DynaActionForm inform = (DynaActionForm)form; 　　inform.set("mapForm", map); 　　inform.set("listForm", list); 　　inform.set("stringForm",str); 　　 return mapping.findForward("success"); }

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