F1基礎知識【Ⅴ】--走行上・コース 未完成

グリップGrip ☆☆☆☆☆ 抓地力
タイヤが路面を捕らえる力のこと。摩擦力。摩擦力は摩擦係数×垂直抗力で決定されるが摩擦係数は路面の状態、タイヤの種類によって左右され、垂直抗力はダウンフォース量に左右される。つまりタイヤの性能とダウンフォース量が速さを決定する上で大きな要素になっていることがよく分かる。
当汽车转向、加速或者制动时,作用在车胎上的力。

μ(ミュー) 
☆☆
摩擦係数。グリップしにくい路面だとμが低いと表現する。μが低いと滑りやすく、グリップしにくい。市街地コースはμが低い場合が多い。

メカニカルグリップmechanical grip ☆☆☆☆ 机械抓地力
タイヤやサスペンションから得られるグリップでダウンフォース以外で得られるグリップのこと。ダウンフォースが発生しにくい低速コーナーやバンピーな路面(凸凹が多く車が跳ねやすい路面)では空力が安定しないためメカニカルグリップが重要となる。
機械抓地力指的是由賽車上的機械部件所產生的抓地力, 比如說由懸掛或是底盤車架所產生, 機械抓地力的高低可以直接反應出賽車原始設計的優劣, 也就是說一部設計優良的賽車其機械抓地力會使得賽車的在調校上比較容易取得賽車的平衡點, 與其相對的是空氣動力所產生的抓地力, 這個部份是透過各車隊在風洞內所做的實驗然後在車身上加上各式各樣的小翼或是修改前後定風翼的外型等等... 與機械抓地力相比, 透過空氣動力所產生的抓地力困難度要遠低於機械抓地力, 因為這個部份是不太需要更改到賽車的原始設計的, 所以各車隊往往都是透過空氣動力來彌補機械抓地力的不足.

トラクションtraction ☆☆☆☆☆ 牵引力
エンジンからタイヤに伝わる駆動力で、コーナー脱出後に素早くアクセルを踏んでトラクションを掛けられるかがタイム短縮のポイント。
在赛车向前行驶并加速的过程中,车轮特别是后轮,产生的足够抓地力。

ホイールスピンwheel spin 
☆☆☆ 车轮空转
タイヤがグリップせず、空転すること。スタート時やピットストップ後の再スタートの場面でよく確認できる。レース中でも低速コーナーの脱出ではホイールスピンをしており、無駄なホイールスピンを抑える装置がTCS( 牵引力控制系统 トラクションコントロール・トラクションコントロールシステム・トラコンと呼ばれる)である。

アンダーステアunder steer ☆☆☆☆☆ 转向不足
車がステアリング(ハンドル)を切ったよりも曲がらない状態を指す。アンダーステアが激しいとコースアウトすることもある。フロントタイヤがグリップしなかったり、オーバースピードでコーナリングしようとすると発生する。
转向不足 是指车辆转向时,实际转向角度还没有达到转向盘所转的角度就侧滑出去了,出现这种情况的原因有车速过快、路面湿滑以及前轮轮胎破裂等。前轮驱动的车辆更容易出现转向不足,这是因为猛踩加速踏板时,车辆的重心会向后移,从而导致车辆前部向上微仰,前轮附着力降低,造成转向不足。
一般来说,当出现转向不足时,应收油门降低车速,严禁猛踩制动踏板或继续转动转向盘,否则车辆很容易发生侧滑。当车速降低后,车身的重量就会比较平均地分配到4个车轮上,重新产生足够的侧向摩擦力,以消除侧滑现象。


オーバーステアover steer ☆☆☆☆☆ 转向过度
車がステアリング(ハンドル)を切ったよりも大きく曲がる状態を指す。アクセルを踏んだ時に急激にリヤ荷重(リアタイヤにかかる力)が抜けて、スピンモードに陥る状態をスナップオーバーステアと呼ぶ。
转向过度 是指车辆转向时,实际转向角度大于转向盘所转的角度。出现这种情况的原因有车速过快或转向盘操作失误等。后轮驱动的车辆转向速度通常是因为转向时油门过大或突然松开加速踏板所致。一旦加速踏板踩下,后轮的侧向力会降低,车辆前方的侧向力会增大,从而导致转向过度。
一般来说,当出现转向过度时,应缓慢松开加速踏板或轻踩制动踏板以降低车速,并向反方向修正转向盘。不要一次修正太多,可分为几次修正,当车辆开始向原先行驶方向移动时,立即回轮,但也不要回轮过猛,以免车辆摆动过大。


ニュートラルステアneutral steer 
☆☆ 中性转向
ステアリングの切り角に対してアンダーでもオーバーでもなく素直に車が曲がっていくこと。
当汽车以一定的车速转弯行驶,转向盘的转角保持不变时,汽车行驶的圆周半径也是不变的。这时,如果让汽车逐渐加速,将会出现几种特性:有的会偏离圆周运动轨迹,向内、外跑偏,有的会保持原来的圆周运动轨迹,不跑偏。转向加速时仍保持原有圆周运动轨迹的转向特性,叫做中性转向。
中性转向特性的汽车在本身和外界条件变化时(例如在后面装载的行李重),就容易转变为过多转向,难以操纵。


カウンターcounter steer ☆☆☆☆☆ 逆向操舵
ステアリングを切り、車が意図した方向以上に車が向いてしまった時に車が向いている向きとは逆方向にステアリングを切って車の向きを修正すること。一般的にカウンターが多いほど車は安定しておらずタイムは出にくい。

ピッチングpitching
 ☆☆☆
車体が上下に揺れること。主に加減速時や、バンピー(凸凹が激しい)な路面を乗り越える時に見られる。

回頭性 ☆☆
ステアリングの切り角に対してのどれだけ実際に内側に向いてくれるかをフィーリングで表したもの。ノーズが中々コーナーに向かっていかないことを回頭性が悪いという。回頭性の良し悪しは車の速さに繋がることが多いので、TV観戦する上で初心者の段階では意識して各車のコーナー入り口の動き(ブレーキングからコーナーに入っていくまで)に注目すると今まで同じように見えていた各車の動きに違いが見えてくる。

スリップストリームslipstreaming ☆☆☆☆☆
前車の直後の乱気流の影響で空気抵抗が小さいエリアのこと。短くスリップまたはトーイングとも呼ばれる。
スリップストリームに入ると自分のトップスピードを高まるので追い抜きがしやすくなる。しかし、高速コーナーでは乱気流の影響で空力的に安定せずダウンフォースが急になくなりコースアウトする危険性が高いので(つまり空力に依存して走っているため)前車にピタリとつけることが難しくなる。少し遠くてもスリップは少なからず効くのでストレートスピードが伸びて前車との差は多少詰まるものの追い切れないことがほとんどなので高速コーナーの後のロングストレートはパッシングポイントにはなりにくい(シルバーストーン、カタルーニャサーキットなど)。
スリップに入り、前車と間隔を開けずに長時間走ると十分な冷却が行われずエンジンがオーバーヒートすることもある。

オーバーテイクovertaking
 ☆☆☆☆☆
追い越し。パッシング(passing)とも言う。一番見られるオーバーテイクシーンは低速コーナーからロングストレート、そしてヘアピンやシケインなどの低速コーナーが続く場所で、低速コーナーでピタリと前車につきロングストレートでスリップを利用して横に並ぶか前に出て、低速コーナーでのブレーキング競争に勝つ。典型的な場所はインディアナポリス(アメリカ)、インテルラゴス(ブラジル)がある。ウェット路面だと車のスピード差が出やすく至る所がパッシングポイントになる。

テールトゥノーズtail to nose ☆☆☆☆
レース中で前車のリアと後車のノーズが接触しそうなほど近づいている状態のこと。現在のF1では高速コーナーにおいて乱気流の影響でダウンフォース量が安定しないためテールトゥノーズには持ち込めない。

サイドバイサイドside by side ☆☆☆☆
レース中タイヤとタイヤが接触しそうなほど横並びに近づいた状態のこと。オーバーテイクを仕掛ける時のブレーキング競争時によく見られる。

クリッピングポイントclipping point ☆☆☆☆
コーナリングラインで最もコーナーの内側の点。エイペックスとも言う。

アウト・イン・アウトout-in-out ☆☆
一般的に言われているコーナリングで最も理想的なライン。コーナーのアウトから進入し、クリッピングポイントをインに取ってアウトに脱出するライン。コーナーの半径を大きく取れるため比較的スピードを乗せたままコーナーを回れる。

スローイン・ファーストアウトslow-in fast-out 
十分に減速をしてコーナーに入り、素早く加速する脱出重視の走り方。コーナーの後がロングストレートの時に特に有効。

ストールstall) 
☆☆
立ち往生すること。エンジンが止まった場合はエンストと表現(エンジンストール)。ピットストップを終えて再スタートしようとした時にエンジンストールする場面が最も見られる。

スタックstuck 
☆☆
固定された状態のこと。ギアがスタックしている(ギアが固定されていてギアチェンジできない様子)と表現する。グラベルにはまって脱出できない場合もスタックしていると言う。

R 
アール。コーナー半径のこと。90Rならば半径90mの円の曲がり具合ということ。基本的に数字が小さい方がきついコーナーだが、数字が大きくてもコーナーの距離が長くなると小さいRの距離の短いコーナーよりもきついコーナーになる場合がある。

GフォースG-load ☆☆
G=gravity(重力、引力)。Gとも呼ばれ、アクセルを踏んだ時に前から受ける力を加速Gと呼び、ブレーキを踏んだ時に後ろから前へ飛び出そうとする力を減速Gと呼ぶ。コーナリング中に受ける横からのGを横Gと呼ぶ。カタルーニャサーキット(スペインGP)の最終コーナーの横Gは4Gを超える。

ドライdry
 ☆☆☆☆
路面が乾いている状態。

ウェットwet ☆☆☆
路面が雨により濡れている状態。川ができるような状態だとエクストリームウェットタイヤを使うことが考慮される。

ダンプdamp ☆☆
路面が湿っている状態で完全なドライでも完全なウェットでもない状態。

セクターsector ☆☆☆☆
コースを3区間に分けてそれぞれタイムを計測している。1番目の区間をセクター1、2番目の区間をセクター2、3番目の区間をセクター3と呼ぶ。

コントロールラインcontrol line 
☆☆☆
フィニッシュラインのこと。スタートラインとコントロールラインは違う場合があり、その場合はスタートラインが前にある。

トランスポンダーtransponder ☆☆
車体側に取り付けられているタイム計測をするための装置。両サイドプロテクターとモノコックの先端付近の3箇所に装着されている。年に何回かはトランスポンダーが壊れることがあり、各セクタータイムが計測されないことがある(コントロールラインでも別にタイムを計っているのでラップタイムは記録される)。

テレメタリーシステムtelemeter system 
☆☆
telemeterの訳は遠隔通信機器。無線を使って車の情報をピットに送信するシステム。テレメタリーから送られた情報を基にピット裏で多くのスタッフが情報の分析を行っている。以前は双方向テレメトリーといってピットから情報を送り、車のセッティングを変更できたが、現在は車からピットへ情報を送ることだけに限定されている。

ラジオradio ☆☆☆
無線のこと。近年TVで無線のやり取りが放映されているが、各チームにはTV放送してもらってはまずい会話をする時(素直に考えれば作戦上の話など)にはプライベートボタンなるものを押すとTV放送では流せない。そのためマクラーレンやフェラーリはプライベートボタンを押しっ放しであると考えられ、この2チームの無線会話はほとんどTVでは流れない。逆にルノーやホンダはオープンな傾向にあり、ショーアップに積極的であるとも言える。

サンドトラップsand trap)またはグラベルベッド(gravel bed/gravel trap ☆☆☆
コースアウトしてきた車を減速させるための砂場。最近はサンドトラップよりもアスファルト舗装のランオフエリアを作る傾向があり、これはブレーキを効きやすくしてドライバーがコントロールして安全に止まれるようにするため(ただしブレーキが故障した場合はサンドトラップの方が有効)。

縁石curb ☆☆☆
コーナーに配置されたコンクリートの石。多くは赤と白の縞に塗られている。低い縁石はコーナリング時に利用しコーナー半径を大きく取れ、コーナースピードが上がる。縁石が濡れている場合は要注意で縁石に乗ってスピンということもある。

ヘアピンhairpin ☆☆
髪を留めるヘアピン状のコーナー。角度が180°前後のコーナー。シケインと並ぶ低速コーナーの代名詞。

シケインchicane ☆☆
減速させるために設けられた急角度に連続して曲がるコーナー。普通は超低速コーナーであるがモンツァサーキットのアスカリ・シケインは高速S字コーナーだがシケインの名がついている。シケインはショートカット(近道)しやすく、明らかにポジションあるいはタイムで得をした場合はペナルティーが下される。

バンプ(bump ☆☆☆
路面の凸凹。バンプの多いサーキットをバンピー(bumpy)なサーキットと言い、車が跳ねやすいのでサスペンションの性能が問われる。

バンクbank 
コーナーを曲がりやすいようにカーブの外側が高くなっている形状のこと。インディアナポリスの最終コーナーや上海の13コーナーなど。鈴鹿の逆バンクはコーナーの内側が高くなっているように感じられるために逆バンクと呼ばれる。

インフィールドinfield 
☆☆
ロングストレートがあるサーキットでの中低速コーナーが続く部分のこと。インフィールド区間とも言う。代表的なのはインディアナポリスのストレート後からのセクター2までやブラジルGPのセクター2の全区間。

マーシャルmarshal ☆☆☆☆
コース脇でフラッグを提示したり、止まった車や散乱したパーツ排除するコース補助員。

ストップ&ゴーサーキットstop-go circuit ☆☆
加速・減速を繰り返して縦方向の動きが多いサーキットのこと。空力よりもトラクションが重要視される。対照的なのはコーナリングサーキット。

パーマネントサーキットpermanent circuit) 

常設サーキット。市街地サーキットはストリートコース(street course)あるいはストリートサーキットと呼ばれる。

ミッキーマウスサーキットmickey mouse circuit ☆
ハンガロリンクのような中低速コーナーばかりのくねくねしたコースレイアウトのサーキット。

ティルケ・サーキットHerman Tilke designed circuits ☆☆
ドイツ人サーキット設計者のヘルマン・ティルケがデザインしたサーキットのこと。近年のF1を初開催するサーキットは全てヘルマン・ティルケ設計のサーキットで、広大なランオフエリアを持ち安全面に優れ、ピットなどの施設も現代的で評価が高いが、肝心のサーキットレイアウトはトルコのイスタンブールサーキットを除けば評判は良くない。
ティルケ氏設計のサーキットはセパンサーキット(1999年初開催)、ニュルブルクリンクの前半部分(2002年改修)、ホッケンハイムのS1の途中からS2まで(2002年改修)、バーレーン(2004年初開催)、上海(2004年初開催)、イスタンブール(2005年初開催)、富士スピードウェイ(2007年開催予定)。

全開率full throttle per lap ☆☆☆
1周のラップ当たりのアクセル全開(ベタ踏み状態)の時間。1周100秒のサーキットで全開率60%ならば1周でアクセルを全開にしている時間は60秒となる。

チームオーダーteam order ☆☆☆☆
チーム内の片方のドライバーをより上位にさせるためにもう一方のドライバーが譲るなど犠牲を払う行動のこと。チームから要求されるためチームオーダーと呼ぶ。表向きはチームオーダーは禁止されているが、タイトル争いが佳境の中盤戦以降になると実質的なチームオーダーが出されているが、黙認されている。

ボーテックスvortex ☆
リアウィング翼端板後方に出来る空気の渦のこと。湿度が高い時に視認しやすい。縮流現象とも言う。

ヨー(yaw 

偏揺角。”ヨーが残ってのブレーキング”の意味するところはステアリングを切った状態でのブレーキングで水平方向のスピードがある状態でブレーキングしているということ。

マーブル(marble 
☆☆
タイヤカスや砂埃などで滑りやすくなった場所。周回遅れや追い抜きを仕掛けた時にマーブルを通過するとタイヤのグリップが低下し、正常なグリップを回復するまでに時間を要す。

レコードライン(the line,the ideal line 
☆☆☆☆☆
走行ラインのことで一般的にレコードラインが一番速く走れるライン。

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