日本語の森 N1文法-6

文法:~まい、~まいと

意味:「まい」絶対~しない、~しないだろう
   「まいと」絶対~しないという気持ちで

接続:Vる+まい/まいと

例文:

  1. この難病は治るまい。
  2. ベトナムはもう電車ができたから、渋滞するまい。
  3. 昨日から二度と酒を飲むまいと決心した。
  4. もう親からの世話は要るまいと、独立を決めた。
  5. 事故で亡くなった方の遺族の悲しみは消えまい。
  6. 怖い映画を見て、叫ぶまいと我慢した。
  7. 二度とタバコを吸うまいとみんなに宣言した。
  8. スマホを二度とタクシーに落とすまいと、降りるときは必ず席を確かめている。
  9. 遅刻しまいと、スマホに目覚ましの設定を10個も入れてある。
  10. また留年するまいと、ちゃんと大学の授業に出席するようになった。
  11. 君にはこんなのがわかるまい。
  12. あんたにはこんなのがわかりますまい。
  13. 赤ちゃんにこんな食べ物を食べさせまい。
  14. 子供たちにこんなバカなことを学ばせまい。
  15. そんなことあるまい。

文法:~べからず

意味:するべきではない
   ※ 看板に書かれている場合が多い
   ※ 会話では使わない

接続:Vる+べからず
   するべからず/すべからず

例文:
1.産業廃棄物を山に捨てるべからず
2.工業汚水を川に流すべからず
3.山にゴミを捨てるべからず
4.野生動物出没。この先入るべからず
5.人に暴力をふるうべからず
6.関係者以外立ち入るべからず
7.奥多摩川で「釣りをするべからず」と書いてあるにも関わらず、友達は釣りをして魚を食べたことがある。
8.芝生に立ち入るべからず
9.会社の備品を持ち出すべからず
10.初心忘るべからず
11.野生動物に触るべからず
12.清掃中のため、館内に入るべからず
13.試験中は私語するべからず

文法:~べからざる

意味:~べからずと同じ意味
   ※会話では使わない。
    古い本でよく見られる。
    読んで意味だけわかればいい。

接続:Vる+べからざる
   するべからざる/すべからざる

1.横領は社会人としては許すべからざる犯罪である。
2.戦争は、どんな理由があっても許すべからざる国際的犯罪である。
3.天空の城ラピュタは世界のアニメでは欠くべからざる名作である。
4.七人の侍は世界映画の歴史を語る上で欠くべからざる作品である。
5.大学生活にとってスマホは欠くべからざる必須アイテムである。
6.嶋川先生は日本語の森では欠くべからざる有名講師である。
7.神様は各信者にとっては欠くべからざる存在である。
8.昨日、社長に対して言うべからざることを言ってしまったから、今日はくびだろう。
9.妻に言うべからざる言葉は何かを覚えておかないと離婚されかねない。
10.日系企業に就職するにあたって、N3合格は欠くべからざる資格である。

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