SQL データ型は、COBOL で使用されるデータ形式と異なります。
SQL には一連の標準データ型がありますが、実際の実装状況はデーベースによって異なり、これらのデータ型をすべて実装するデータベースはほとんどありません。
COBOL プログラム内では、ホスト変数は COBOL プログラム変数としてのみでなく、SQL データベース変数としても機能するため、プリプロセッサにより COBOL データ形式を適切な SQL データ型に変換したり、マップしたりする必要があります。つまり、プリプロセッサが COBOL データ形式を正しい SQL データ型にマップするように、ホスト変数を正しい COBOL PICTURE 句で宣言する必要があります。これを行うには、接続するデータソースで使用される SQL データ型を把握しておくことが必要です。
以降では、さまざまな SQL データ型と、直接それらにマップするホスト変数の宣言方法について説明します。
COBSQL で Sybase、Informix、または Oracle を使用している場合は、データベースエンジンで変換の一種を行って、COBOL データ形式からデータベースのデータ型にデータを変換できます。通常、数字または整数データ形式のホスト変数は、次のように定義します。
PIC S9(..)..COMP..
文字またはテキストデータ形式は、次のように定義します。
PIC X(...).
Oracle と Sybase では、データベースデータ型を特定のホスト変数に定義できます。これは、より複雑なデータ型が使用される場合に便利です。
Oracle
Oracle では、次のように記述します。
EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC. * * データ項目を Oracle データ型の DISPLAY として定義します。 * 01 emp-comm pic s9(6)v99 DISPLAY SIGN LEADING SEPARATE * EXEC SQL VAR emp-comm IS DISPLAY(8,2) END-EXEC. EXEC SQL END DECLARE SECTION END-EXEC.
Sybase
Sybase では、次のように記述します。
EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC. * * データ項目を Sybase 固有のデータ型として定義します。 * 01 money-item CS-MONEY. * EXEC SQL END DECLARE SECTION END-EXEC.
ホスト変数のデータベース型定義の詳細は、各データベースベンダが提供している COBOL プリコンパイラマニュアルを参照してください。
Informix
Informix では、さまざまなデータ型を操作するために呼び出すことができるシステムルーチンが多数提供されています。これらのルーチンの詳細は、『Programming with INFORMIX-ESQL/COBOL』マニュアルを参照してください。
TINYINT は、SQL の 1 バイトの整数データ型です。COBOL では次のように宣言されます。
PIC S9(2) COMP-5.
DB2
DB2 では TINYINT データ型をサポートしていません。
COBSQL
Sybase では、TINYINT ホスト変数の使用をサポートしています。Sybase では次のように定義されます。
03 tinyint1 PIC S9(2) COMP-5. 03 tinyint2 PIC S9(2) COMP. 03 tinyint3 PIC S9(2) BINARY.
これらは、Sybase データ型 TINYINT にマップされます。
OpenESQL
SQL(DBMAN=ODBC) 指令でコンパイルする場合は、OpenESQL では TINYINT データ型をサポートしていません。かわりに SMALLINT を使用してください。
SMALLINT は、SQL の 2 バイトの整数データ型です。COBOL では、BINARY、COMP、COMP-X、COMP-5、または COMP-4 の用途で宣言されます。
たとえば、次の定義はすべて、ホスト変数が直接 SMALLINT データ型にマップされます。
03 shortint1 PIC S9(4) COMP. 03 shortint2 PIC S9(4) BINARY. 03 shortint3 PIC X(2) COMP-5. 03 shortint4 PIC S9(4) COMP-4. 03 shortint5 PIC 9(4) USAGE DISPLAY. 03 shortint6 PIC S9(4) USAGE DISPLAY.
OpenESQL
COBSQL - Oracle
Oracle では、ホスト変数を shortint1、shortint2、または次のように定義するのが最良の方法です。
03 shortint7 PIC S9(4) COMP-5.
これらは、Oracle データ型 NUMBER(38) にマップされます。
COBSQL - Sybase
Sybase では、shortint3 以外はすべて受け入れられます。使用できる方法は、次のとおりです。
03 shortint7 PIC S9(4) COMP-5.
これらは、Sybase データ型 SMALLINT にマップされます。
COBSQL - Informix
Informix では、ホスト変数を shortint1、shortint2、または次のように定義するのが最良の方法です。
03 shortint7 PIC S9(4) COMP-5.
これらは、Informix データ型 SMALLINT にマップされます。
INT は、SQL の 4 バイトの整数データ型です。COBOL では、BINARY、COMP、COMP-X、COMP-5、または COMP-4 の用途で宣言されます。
次の定義は、ホスト変数を直接 INT データ型にマップされます。
03 longint1 PIC S9(9) COMP. 03 longint2 PIC S9(9) COMP-5. 03 longint3 PIC X(4) COMP-5. 03 longint4 PIC X(4) COMP-X. 03 longint5 PIC 9(9) USAGE DISPLAY. 03 longint6 PIC S9(9) USAGE DISPLAY.
OpenESQL
COBSQL - Oracle
Oracle では、整数型のホスト変数を longint1、longint2、または次のように定義するのが最良の方法です。
03 longint7 PIC S9(9) COMP-5.
これらは、Oracle データ型 NUMBER(38) にマップされます。
COBSQL - Sybase
Sybase では、longint3 以外はすべて受け入れられます。使用できる方法は、次のとおりです。
03 longint7 PIC S9(9) COMP-5.
これらは、Sybase データ型 INT にマップされます。
COBSQL - Informix
Informix では、整数型のホスト変数を longint1、longint2、または次のように定義するのが最良の方法です。
03 longint7 PIC S9(9) COMP-5.
これらは、Informix データ型 INT にマップされます。
BIGINT は、SQL の 8 バイトの整数データ型です。COBOL では次のように宣言されます。
PIC S9(18) COMP-3.
OpenESQL
OpenESQL では、ホスト変数として使用される COBOL データ項目に S9(18) という最大サイズをサポートして、SQL データ型 BIGINT からマップされた値を保持します。ただし、BIGINT データ型は、PIC S9(18) データ項目の最大値以上の値を格納できます。そのため、データ切り捨てに対するコード検査が必要です。
DB2
BIGINT データ型は、DB2 UDB V6.1 以降でサポートされます。
COBSQL
Oracle、Informix、および Sybase では、BIGINT をサポートしていません。
固定長文字列 (CHAR) は、ドライバによって最大長が定義された SQL データ型です。COBOL では PIC X(n) と宣言します。n は、1 から最大長までの整数です。
たとえば、次のように記述します。
03 char-field1 pic x(5). 03 char-field2 pic x(254).
COBSQL
これは、Oracle データ型 CHAR(n)、Sybase データ型 CHAR(n)、および Informix データ型 CHAR(n) にマップします。Oracle または Sybase の場合に、サポートされる固定長文字列の最大長は 255 バイトです。Informix の場合に、サポートされる固定長文字列の最大長は 32KB です。
DB2
これは、DB2 データ型 CHAR にマップされます。サポートされる固定長文字列の最大長は 254 バイトです。254 バイトを超える長さの文字列が必要な場合は、VARCHAR フィールドを使用してください。
OpenESQL
OpenESQL を使用する場合は、長さフィールドを COMP-5 として宣言する必要があります。
OpenESQL および DB2
可変長文字列 (VARCHAR) は、SQL データ型です。COBOL では、次の 2 通りで宣言できます。
次に宣言例を示します。
03 varchar1. 49 varchar1-len pic 9(4) comp. 49 varchar1-data pic x(200). 03 Longvarchar1. 49 Longvarchar1-len pic 9(4) comp-5. 49 Longvarchar1-data pic x(30000).
SQL 文では、集団名を参照する必要があります。
SQL の CHAR、VARCHAR、または LONG BARCHAR データ型にコピーされたデータが、これらのデータ型に定義された長さを超える場合には、データが切り捨てられ、SQLCA データ構造体の SQLWARN1 フラグが設定されます。また、定義されたデータ長より短い文字列には、受け取った CHAR データ型に空白文字が付加されます。
COBSQL - Oracle
Oracle では、ホスト変数は Oracle キーワード VARYING を使用して定義されます。次に使用例を示します。
EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC. 01 USERNAME PIC X(20) VARYING. EXEC SQL END DECLARE SECTION END-EXEC.
Oracle は、データ項目 USERNAME を次のような集団項目に展開します。
01 USERNAME 02 USERNAME-LEN PIC S9(4) COMP-5. 02 USERNAME-ARR PIC X(20).
COBOL コード内では、USERNAME-LEN または USERNAME-ARR のどちらかを参照する必要がありますが、SQL 文内では集団名 USERNAME を使用する必要があります。次に例を示します。
move "SCOTT" to USERNAME-ARR. move 5 to USERNAME-LEN. exec sql connect :USERNAME identified by :pwd using :db-alias end-exec.
これは Oracle データ型 VARCHAR(n) または VARCHAR2(n) にマップされます。非常に長い文字項目については、Oracle はデータ型 LONG を提供しています。
COBSQL - Sybase
Sybase では、ホスト変数を PIC X(n) PICTURE 句を使用して宣言する必要があります。これは、Sybase プリコンパイラが、VARCHAR SQL データ型を処理する集団項目の使用をサポートしないためです。
これらは、Sybase データ型 VARCHAR(n) にマップされます。
COBSQL - Informix
Informix では、ホスト変数を PIC X(n) PICTURE 句を使用して宣言する必要があります。これは、Informix プリコンパイラが、VARCHAR SQL データ型を処理する集団項目の使用をサポートしていないためです。
これらは、Informix データ型 VARCHAR(n) にマップされます。VARCHAR フィールドの最大長は、使用している Informix のバージョンによって異なります。VARCHAR データ項目の詳細は、『Informix SQL ガイド』のマニュアルを参照してください。
OpenESQL では、PIC N(n) フィールドを使用して Unicode データ型をサポートします。詳細は、『OpenESQL』の章にある『OpenESQL の Unicode サポート』およびヘルプトピックの『SQL/COBOL データ型マッピング』を参照してください。
32 ビット SQL 浮動小数点データ型の REAL は、COBOL では COMP-1 として宣言します。
64 ビット SQL 浮動小数点データ型の FLOAT と DOUBLE は、COBOL では COMP-2 として宣言します。
次に宣言例を示します。
01 float1 usage comp-2.
OpenESQL
OpenESQL では埋め込み SQL の単精度浮動小数点数がサポートされないため、32 ビットおよび 64 ビットの浮動小数点データ型は COMP-2 COBOL データ項目にマップされます。
DB2
COBSQL - Oracle
Oracle は、COMP-1 データ項目および COMP-2 データ項目の使用をサポートしています。これらはどちらも、Oracle データ型 NUMBER にマップされます。
COBSQL - Sybase
Sybase は、COMP-1 データ項目および COMP-2 データ項目の使用をサポートしています。COMP-1 データ項目は、Sybase データ型 REAL にマップされます。COMP-2 データ項目は、Sybase データ型 FLOAT にマップされます。
COBSQL - Informix
Informix は COMP-1 データ項目と COMP-2 データ項目のどちらもサポートしていません。Informix は、COBOL の固定数字データ項目 PIC S9(m)V9(n) のみサポートしています。Informix では、FLOAT カラムと SMALLFLOAT SQL カラムがこの形式に変換されます。
真数データ型 DECIMAL および NUMERIC には、ドライバで指定された精度と位取りで値を格納できます。
COBOL では、これらは COMP-3、PACKED-DECIMAL、または NUMERIC USAGE DISPLAY として宣言されます。
次に宣言例を示します。
03 packed1 pic s9(8)v9(10) usage comp-3. 03 packed2 pic s9(8)v9(10) usage display.
COBSQL - Oracle
Oracle では、これらはデータ型 NUMBER(p,s) にマップされます。Sybase では、NUMBER(p,s) または DECIMAL(p,s) にマップされます。Informix では、DECIMAL(p,s) または MONEY(p,s) にマップされます。
COBOL には、日付データや時刻データ専用のデータ形式はありません。そのため、SQL の日付カラムや時刻カラムは文字列に変換されます。
SQL タイムスタンプ値に対して COBOL で出力するホスト変数を PIC X(n) と定義した場合には、日付と時刻は yyyy-mm-dd hh:mm:ss.ff の形式で指定されます。この場合には、n は 19 以上の整数です。また、小数部の桁数はドライバで指定されます。
たとえば、次のようになります。
1994-05-24 12:34:00.000
OpenESQL は、どのリレーションナルデータベースにもアクセスでき、各データベースには日付や時刻を指定するさまざまな方法があるため、通常は、入力ホスト変数で日付や時刻を指定します。この方法を使用する場合は、プログラムのコンパイル時に SQL 指令で DETECTDATE オプションを使用する必要があります。
たとえば、次のように記述します。
$set sql(dbman=odbc, detectdate) 01 Hire-Date pic x(26). . . . move "{d'1965-11-02'} to Hire-Date exec sql insert into emp (HireDate) values (:Hire-Date) end-exec
DB2 では、TIMESTAMP データ型の最大長は 26 文字です。
Oracle データ項目には一意なデータ定義があり、これらのデータ項目を COBOL プログラム内で使用したときに、日付、時刻および日時フィールドを変換する関数があります。これらの関数は、次のとおりです。
Oracle の日付形式を文字列に変換します。
文字列を Oracle の日付に変換します。
どちらの関数も変換する項目を引数にとり、その後にデータ項目に適用される日付、時刻、または日時マスクが続きます。次に例を示します。
exec sql select ename, TO_CHAR(hiredate, 'DD-MM-YYYY') from emp into :ename, :hiredate where empno = :empno end-exec. exec sql insert into emp (ename, TO_DATE(hiredate, 'DD-MM-YYYY')) values (:ename, :hiredate) end-exec.
これは、Oracle データ型 DATE にマップされます。DATE データ型の詳細は、Oracle の『SQL 言語リファレンスマニュアル』を参照してください。このマニュアルでは、Oracle SQL 文内でのこれらの関数の使用方法について詳しく説明されています。
Sybase には、データ型の形式を変換する、convert という名前の関数があります。前述の Oracle 例を使用する場合には、SQL 構文は次のようになります。
exec sql select ename, convert(varchar(12) hiredate, 105) from emp into :ename, :hiredate where empno = :empno end-exec. exec sql insert into emp (ename, hiredate) values (:ename, convert(datetime :hiredate, 105) end-exec.
これは、Sybase データ型 SMALLDATETIME または DATETIME にマップされます。SMALLDATETIME データ型と DATETIME データ型の相違については、『Sybase Transact-SQL ユーザーズ・ガイド』の『データ型の作成と使用方法』の章を参照してください。
Sybase の convert 関数の詳細は、Sybase の『SQL Server Reference Manual: Volume 1 Commands, Functions and Topics』を参照してください。
Informix では、日付はユリウス形式または mm/dd/yyyy 形式のどちらかを要求します。
Informix に日付を渡す方法については、『INFORMIX-ESQL/COBOL Programmer's Manual』を参照してください。
SQL の BINARY、VARBINARY、および IMAGE データは、COBOL では PIC X (n) フィールドとして表されます。データの変換は実行されません。データベースからデータを取り込むときに、データのサイズが格納先の COBOL フィールドよりも大きい場合は、フィールドに格納できない部分のデータは切り捨てられ、SQLCA データ構造体の SQLWARN1 フィールドに「W」が設定されます。また、データ長が COBOL フィールドよりも短い場合は、フィールドの空き部分に NULL 文字 (x"00") が付加されます。BINARY、VARBINARY、または LONG VARBINARY カラムにデータを挿入するには、動的 SQL 文を使用します。
DB2 では、BINARY を表すには CHAR FOR BIT DATA、VARBINARY を表すには VARCHAR(n) FOR BIT DATA、LONG VARBINARY を表すには LONG VARCHAR FOR BIT DATA を使用します。IBM ODBC ドライバを使用している場合は、IBM 互換データ型のかわりに、BINARY、VARBINARY、および LONG VARBINARY が戻されます。IMAGE データ型は、BLOB で表されます。DB2 では、非常に大きいカラム (最大 2GB) を定義するために、LOB (文字型ラージオブジェクト、バイナリ型ラージオブジェクトまたはグラフィック型ラージオブジェクト) を使用します。これらのデータ型には静的 SQL を使用できます。
Oracle では、バイナリデータをサポートしています。Oracle でのバイナリデータと文字データの相違は、文字データには文字符号系変換が行われますが、バイナリデータには何も行われないという点です。
これらの Oracle データ型は RAW と LONG RAW の 2 つです。RAW および LONG RAW の使用には制約があります。詳細は、Oracle のマニュアルを参照してください。
Sybase には、BINARY、VARBINARY、および IMAGE の 3 つのバイナリデータ型があります。IMAGE は、複雑なデータ型であるため、ホスト変数は CS-IMAGE として定義できます。たとえば、次のように記述します。
EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC. * * データ項目を Sybase 固有のデータ型として定義します。 * 01 image-item CS-IMAGE. * EXEC SQL END DECLARE SECTION END-EXEC.
注:Sybase データ型 BINARY、VARBINARY、および IMAGE の使用については、『Sybase Transact-SQL ユーザーズ・ガイド』の『データ型の作成と使用方法』の章を参照してください。
Informix では、TEXT と BYTE の 2 種類のバイナリデータ項目がサポートされます。これらのデータ型には実際のデータは格納されません。これらは、ファイル名です。このため、COBOL の対応項目は PIC X(n) になります。
TEXT および BYTE データ項目の詳細は、『Informix SQL ガイド』を参照してください。
OpenESQL を使用しない場合や、他の ESQL プリプロセッサとの互換性を維持するには、ここを飛ばしてもかまいません。それ以外の場合は、ここで説明する SQL TYPE を使用することをお奨めします。
日付 / 時刻のデータやバイナリデータに関連する SQL データを処理するときに、通常の COBOL ホスト変数を使用すると複雑になったり、これまでの方法で可変長文字列のデータを処理すると問題になったりする可能性があることが確認されています。このため、OpenESQL を拡張して、SQL TYPE 関数により、SQL テーブルに格納されるデータ型により密接に影響を与えるホスト変数をより簡単に宣言できるようにしました。これにより、動的 SQL 構文よりも静的 SQL 構文でより多くのアプリケーションを作成できます。
次のデータ型は、SQL TYPE 関数でホスト変数として使用できます。
SQL [TYPE] [IS] BINARY(n)
01 hv-name SQL TYPE IS BINARY(n)
生成後
01 hv-name pic x(n).
SQL [TYPE] [IS] CHAR-VARYING(n)
01 hv-name SQL TYPE IS CHAR-VARYING(n)
生成後
01 hv-name pic x(n).
SQL [TYPE] [IS] DATE
01 hv-name SQL TYPE IS DATE
生成後
01 hv-name pic x(10).
SQL [TYPE] [IS] DATE-RECORD
01 hv-name SQL TYPE IS DATE-RECORD
生成後
01 hv-name. 03 hv-name-year pic s9(4) comp-5. 03 hv-name-month pic 9(4) comp-5. 03 hv-name-day pic 9(4) comp-5.
OpenESQL は、TIMESTAMP カラムデータをより簡単に処理できるように TIMESTAMP および TIMESTAMP-RECORD SQL TYPE をサポートします。TIMESTAMP および TIMESTAMP-RECORD は、固定された日付時刻形式に編成されたデータが必要になります。すべてのタイムスタンプ情報を含む作業場所内の単一のデータ項目として生成するために TIMESTAMP を使用します。次に示すタイムスタンプの各要素用のデータ項目を含む集団項目として生成するために TIMESTAMP-RECORD を使用します。
SQL [TYPE] [IS] TIMESTAMP
SQL [TYPE] [IS] TIMESTAMP-RECORD
注:OpenESQL 形式と Oracle の NLS_TIMESTAMP_FORMAT パラメータ値と一致しない場合は、Oracle はエラーメッセージを生成します。NLS_TIMESTAMP_FORMAT の値を確認するためには、Oracle の SQLPLUS ユーティリティを使用します。具体的な操作は次のとおりです。
exec sql insert into mf_datetime (col_a ,col_date ,col_timestamp ) values (:mf-col-a ,TO_DATE(:mf-col-date, 'YYYY-MM-DD') ,TO_TIMESTAMP(:mf-col-timestamp, 'YYYY-MM-DD HH24:MI.SS.FF') ) end-exec
SQLPLUS ユーティリティおよび NLS_TIMESTAMP_FORMAT パラメータの詳細は、Oracle のマニュアルを参照してください。
01/01/98 23:59.59.999 | 1998-01-02 00:00:00.000 |
01/01/98 23:59.59.995 | 1998-01-01 23:59:59.997 |
01/01/98 23:59.59.996 | 1998-01-01 23:59:59.997 |
01/01/98 23:59.59.997 | 1998-01-01 23:59:59.997 |
01/01/98 23:59.59.998 | 1998-01-01 23:59:59.997 |
01/01/98 23:59.59.992 | 1998-01-01 23:59:59.993 |
01/01/98 23:59.59.993 | 1998-01-01 23:59:59.993 |
01/01/98 23:59.59.994 | 1998-01-01 23:59:59.993 |
01/01/98 23:59.59.990 | 1998-01-01 23:59:59.990 |
01/01/98 23:59.59.991 | 1998-01-01 23:59:59.990 |
01 hv-name SQL TYPE IS TIMESTAMP
生成後
01 hv-name pic x(29).
01 hv-name SQL TYPE IS TIMESTAMP-RECORD
生成後
01 hv-name. 03 hv-name-year pic s9(4) comp-5. 03 hv-name-month pic 9(4) comp-5. 03 hv-name-day pic 9(4) comp-5. 03 hv-name-hour pic 9(4) comp-5. 03 hv-name-min pic 9(4) comp-5. 03 hv-name-sec pic 9(4) comp-5. 03 hv-name-frac pic 9(9) comp-5.
ホスト変数の定義:
01 mf. 03 mf-col-a pic s9(09) comp-5. 03 mf-col-date sql type date. 03 mf-col-timestamp sql type timestamp. 03 mf-col-tsrec sql type timestamp-record. 01 ws-char-ts pic x(29).
フィールドの初期化:
move 1 to mf-col-a move "2005-03-31" to mf-col-date move "2005-04-15 13:45:56.456123" to mf-col-timestamp move 2005 to mf-col-tsrec-year move 04 to mf-col-tsrec-month move 16 to mf-col-tsrec-day move 16 to mf-col-tsrec-hour move 55 to mf-col-tsrec-min move 58 to mf-col-tsrec-sec move 678000000 to mf-col-tsrec-frac
INSERT 文:
exec sql insert into mf_datetime (col_a ,col_date ,col_timestamp ) values (:mf-col-a ,:mf-col-date ,:mf-col-timestamp ) end-exec