FacebookはGoogle+とTwitterをまねしているのか?技術担当VPが答える

今日(米国時間9/14)午前TechCrunch Disruptカンファレンスで、Facebookの技術担当VP、Mike Schroepferに、Jason Kincaidがインタビューをした。話題の中心は、最近追加された「友達リスト」やフィード購読オプションなど、Facebookの最新機能の数々。フィード購読は、他のユーザーの近況アップデートをTwitterやGoogle+とよく似たモデルでフォローできるというもの。

当然、話題はFacebookがどれほど他のサイトから「発想を得ている」かという点に及んだ。Google+はFacebookの機能に影響を与えているのか。

「フィード購読」機能は(ニュースを見逃がした方はこちら)、友達の多いFacebookユーザーにとって最大の悩みの一つに取り組むものだと、Jasonが今日ブログに書いている。つまり、パワーユーザーが有名人の公開アップデートをフォローしたい時、その人に友達リクエストを送らなくてもフォローできるようになった、ということだ。これはまた、従来5000人までに抑えられていたFacebookの友達数制限を回避する手段を提供するものでもある。

しかし、Facebookページはどうなるのか、とJasonが聞いた。新機能とはどう関係するのか。

「Facebookページは、ブランドのページを複数人で管理するのに最適の製品だ」とSchroepferが説明する。一方、講読は友達や他の人たちとより広く情報共有するためのものだという(うーむ、Twitterのように聞こえるが・・・)。

さらにFacebookは、自分が見る友達のアップデートをカスタマイズできる新機能を追加した。例えば、近況アップデートは見たいけれども、ゲームからのアップデートは見たくない場合、それが可能になる。

最近追加された自動友達リストも話題になった。Google+のサークルのように友達をドラッグ&ドロップするのと異なり、これらのリストでは手動操作は一切不要だ。また、このリストは使いたければそこにあり、そうでなけれは今までと同じように左側のナビゲーションにある。それほど複雑なものではない。

しかし、一方向フォロー、ストリームからゲームを排除する方法、友達リストって? 他にソーシャルネットワークの世界でこれをやっているところは?TwitterとGoogle+だ。

それで、なぜ今こうした機能を公開するのか、とJasonが聞いた(Facebookはライバル製品の影響を直接受けるようになったのでは、という含み)。

「友達リストや講読モデルについては何度も検討を重ねてきた」とSchroepferがかわした、「一日中ドラッグ&ドロップしたい人はいない」。しかし、これまでFacebookは友達リストを本当に使えるものにできていなかった、と彼は言った。

Schroepferにお気に入りのGoogle+機能は何か、露骨に聞いてみたところ、何も答えなかった。しかし、後からこう説明した、「ここでの問題は、われわれが何を始めた時でも、人はそれがXかYの影響を受けていると言えることだ。」しかし、競争は重要だと彼は信じているし、誰にも選ぶ権利がある。

Facebookが他のソーシャルネットワークや新しいトレンドを真似しようとした試みも、すべてが成功したわけではない。最近の失敗例にDeals(Grouponライクのサービス)、Questions(QuoraやYahoo Quistions等に似たQ&Aサービス)、Places(Foursquareを真似たチェックイン機能、日本名はスポット)がある。いずれも優先度を大きく下げられたか、完全に終了している。

「新しいことを始めるためには実験が必要だ。しかしうまくやるためには失敗しなくてはならない」」とSchroepferは言う。Facebookのオフィスにはこんなポスターが貼ってある、この仕事の達成度は1%

そして最も重要なのは、Facebookがコードを速く公開したいことだ・・・ユーザー数100万人のスタートアップよりも早く、7億5000万ユーザーに変更を届けたい。もちろん、速く動くことはバグが多いことを意味する。しかし、その対策は今年の重要な焦点だとSchroepferは言う。あらゆる測定項目が改善されているそうだ。

しかし、恐らくこのインタビュー中最高の質問は、Jasonが大胆にもFacebookの新製品、具体的にはFacebook Musicと来たるべきiPadアプリについて何らかの情報を得ようとしたものだ。

Facebook MusicはiPadアプリに組み込まれるのか?とJasonが聞いた。

〈殺人的な目〉。陽気だがあいまいな返事だった。

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(翻訳:Nob Takahashi)

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