SCM/ASN 紹介

SCM/ASN 紹介

①SCMとは「Shipping Container Marking」の略。

 出荷カ-トン・マ-キング。出荷梱包にバーコードつきのラベルでマ-クする。カ-トンに貼付されたSCMラベルのバ-コ-ド(コ-ド128)をスキャナ-で読み取り、カートンを識別する。"Container"は、容器の意味。

 

②ASNとは「Advanced Shipping Notice」の略。
事前出荷明細通知。予め納品デ-タ(SCMラベルのバーコードナンバーと中に入っている商品コードとその数量)を電送しておくこと。
 製造/卸売企業が小売企業へ商品を出荷する場合、通常は段ボール等の出荷用カートンBOXへ商品を詰めて小売企業へ配送する(もちろんハンガーにかけて出荷するケースもある)。この時段ボール(配送カートンBOX)に、識別のためのバーコードが印刷されたラベル(SCMラベル)が貼られるが、このSCMラベルに記されたバーコード(コード128)のナンバーとBOXへ詰められた商品の全てのバーコードをシステム的に関連づけ、EDI(Electronic Data Interchange:コンピュータ・ネットワークを使って電子的にデータを交換すること)を使って製造/卸企業から小売企業へ事前に出荷内容を送付する。これがASN(事前出荷明細)である。

 つまり小売側は、これから届くSCMラベル××番の段ボールの中に、何が入っているかが事前に分かるわけである。商品が入った段ボール箱が小売企業に届けば、小売側はまずその段ボール箱のSCMラベルをスキャンして商品の受け取り手続きを行なう。小売企業のコンピュータへ読み込まれたSCMラベルのデータは、事前にEDIで送付された内容と突き合わされ該当SCMラベルの内容が検索される。事前に送付されたSCMラベルの内容と段ボールのSCMラベルの内容が一致すれば、もし両者がパートナーシップの関係にあればそこで商品の受け取り処理を完了し、検品作業レスが可能になる。(検品は全部行なわず、抜き取り的に一部の商品だけを行なうという場合もある。)こうすれば検品という、手間と時間がかかるプロセスを簡略化することが出来るわけである。

 さらに小売企業にとっては、ASNで送られてきた商品情報をそのまま使って自社のシステムに商品データとして、仕入れ処理や商品データベースとして活用出来ることになる。納品伝票を見ながら商品を入力する必用がなくなり、入力ミスによる誤りもその分少なくなる。

SCM/ASN

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