名著翻译第二十一期:コンビニ ファミレス 回転寿司

世界の食糧供給の頭打ち(注1)、かつての日本と同じように、経済成長のために農業を衰退させ、一方では食生活の向上を図るアジアの動きなど、私たちが暮らしている輸入大国の基盤は意外に脆い。
世界粮食供应达到了极限。如日本以前一样,亚洲现在正以降低农业生产为代价来发展经济,另一方面,亚洲却不断采取措施来提高饮食生活的质量,这就使得我国进口大国的基盘非常脆弱。
私たちは、このへんで食糧の危機管理体制を考えておく必要があるのではないか。
基于此,难道我们不该在一定程度上考虑一下粮食危机管理体制吗?

危機管理とは、いったんことが起きた時に、生産から流通までをどうするか、前もって体制作りを考えておくことである。体制を制度にしておかないと、食料確保のためのある程度強制力を持った政策を実施することなど不可能である。畑にはイモ類を優先的に植えなければならない。個人的に嫌だという人がいても、国民が最小限の栄養をとるために協力してもらう必要がある。この点を制度化しておく方が良いのではないか、ということである。
所谓危机管理,就是我们提前制定好的囊括了在非常时期从生产到流通的做法的体制。如果不把体制升级为制度的话,那么拥有为确保粮食的某种程度的强制力的政策就会无法施行。在农田里,必须要优先耕种薯类粮食。就算是有个别农民不太愿意,但是为了保证国民能得最低限度的营养,就需要通力合作。在这一点上采取制度化是最好不过的了。

平和な時には、この制度は眠らせておけばいい。いざという時に(注2)政府が発動(注3)するのである。普段は、政府はなるべく食料の生産や流通には介入すべきではない。それぞれの立場の人たちが、自由に活動出来るような環境を整えておく役割だけでいい。しかし何かの時には、食料管理に責任を持つ仕組みに移行するのである。 多くの場合は、異常事態が過ぎ去るまでの一時的な措置になるだろう。
在国泰民安之际,可以将这制度处于安眠状态,但一旦发生紧急情况时,政府就要实施此制度。政府平时不应介入粮食的生产与流通,只需发挥出创造一个让各领域的人都能自由活动的环境的作用就可以了。但是一旦发生什么事,政府就要转换成一个负责对粮食进行管理的身份。在大多数情况下,这应该都可以成为异常情况在结束前这一短暂时期内的处理方法。

(中略)
食糧の危機管理体制とは、非常事態に備えた生産から流通までの仕組み作りである。発動する(注3)ことがないように祈りながら、制度を検討しておく必要があるのではないか。
所谓粮食危机管理体制就是制定在非常时期,(粮食的)生产到流通的应对机制。我们祈求需要启动此机制的那一天不会到来,但是对此制度的制定进行商榷还是很有必要的。

(中村靖彦「コンビニ ファミレス 回転寿司」による)
(注1)頭打ち:限界に達して、それ以上に伸びなくなること
(注2)いざという時に:非常事態の起こった時に
(注3)発動する:ここでは、制度を実際に使う

単 語
あたまうち、ずうち(頭打ち):上がっていた相場が,それ以上,上がらなくなること。涨到极限
すいたい(衰退):衰えて、勢いを失うこと。凋落;衰微
はつどう(発動):发动;行使;启动
なるべく:できるかぎり、なるたけ。尽量;尽可能;可能的话

文 法
ておく:
①、表示事先做好某种准备。“预先…好”,“(做)…好”。 
  お客さんが来るために、おかしを買っておきました。   客人要来因此事先买好了点心。
②、使某种状态持续。
  窓を開けておく。 把窗开着。

翻译 何思莹
校对 奚千金
朗读 佳佳、思雨
后期 卷卷
责编 孙鹏轩

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