Androidマーケット、60億ダウンロード間近。一番儲かるのはお天気アプリ

Androidマーケットが爆発的成長を続けている。調査会社のOvumが発行した最新レポートの予測によると、Androidマーケットプレイスのアプリダウンロード数は、今年中に81億回に達し、対するiOSは60億回だ。今年の総アプリダウンロード数の伸び率は144%に上る。今日(米国時間9/12)、モバイル調査会社、Research2Guidanceが発表したレポートは、現在のAndroidマーケットプレイスの急成長、トレンド、一番儲かっているアプリのカテゴリーなどを分析している。

例によって、Androidマーケットの大半は無料の広告収入型アプリが占めている。しかし、有料アプリはどうなのか、いくら稼いでいるのか、その価値はあるのか?同社の調べによると、8月のカテゴリー別累積収益は300ドルから2万1000ドルにわたり、平均的Androidアプリの公開以来の累積収益は2500ドルだ。これは驚くほどの額ではないものの、決して悪くない。さらに同社はこう言っている、「デベロッパーは競争の少ない、高価格帯のカテゴリーを選ぶだけで潜在収益を900%増加できる」。

カテゴリーに関しては、案の定Androidマーケット全アプリダウンロード数の1/4近くがゲームで、長きにわたりアプリストア最大最速成長のカテゴリーとして、あらゆるデベロッパーに好まれている。しかし、ゲーム分野における過度な競争の結果、ここ数ヵ月間収益は減少傾向にある。

一方、少々驚かされるのが、市場で最も利益の多いカテゴリーである。平均すると、天気アプリが有償アプリ中最高の収益を上げている。理由の一端は、選択肢が限られていることおよびあらゆるスマートフォンユーザーにとって必須のアプリだからだ ― 誰もがこれから竜巻に遭うかどうかを知りたい。もちろん、利用場面は特定されており、別のお天気アプリを使おう(あるいは、作ろう)という気になる人は少ない。可能性はごく限られている。

同社はデベロッパーに対して、むしろ新しいビジネスツールを作ることを考えるよう薦めている ― ユーザーは、例えば効率を上げるのに役立つビジネスアプリにお金を出すことにためらいはなく、この分野は他と比べてずっと競争が少ないと。

では、アプリストアの伸びはどうなのか。同報告書によると、Androidマーケットはコンテンツの増加に関して、AppleのApp Storeの上を行っている。8月に2万本のアプリが増えたのに対して、AppleのApp Storeの伸びは1万5000本だった。今月初めの時点で、Androidマーケットのアプリ数は27万7252本、有償アプリの比率は35%で平均価格は3.13ドルだった。

同報告書によると、Androidマーケットの総ダウンロード数は60億回に迫り、9月中旬には達成されるだろう。毎週約1500の新しいパブリッシャーがストアに登録している。

詳しくは、Research2Guidanceの無料8月レポートを参照されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi)

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