第13回 自分が蒔いた種はいつか自分のもとに返ってくる (第13回 播下什么样的种子,就会结出什么样的果实)

みなさん、こんにちは。日本語妄想サロンのKikoちゃんです。

(大家好,我是日语妄想沙龙的Kiko酱。)


今日は仏教の言葉をみなさんと共有したいと思います。

(今天想和大家分享几句禅语。)


自業自得という四字熟語がありますね。

(“自作自受”,这是我们非常熟悉的一个成语。)


頑張れば結果はついてくる、というような言葉もよく言いますね。

(同时,我们也经常会说“只要努力了结果自然错不了”类似这样的话。)


つまり、自分の蒔いた種は必ずいつか自分のもとに返ってくる、とおそらく反論する人がいないかと思います。

(也就是说,自己播下什么样的种子,在某个时候就会收获什么样的果实。应该没有人会不同意吧。)


では、いつ戻ってくるのでしょうか。

(那么,“某个时候”究竟是什么时候呢?)


仏教には「三時」という言葉があります。

(佛教中有个词叫“三时”。)


善悪の報(ほう)は三時(さんじ)あり、一つには順現報受(じゅんげんほうじゅ)、二つには順次生受(じゅんじしょうじゅ)、三つには順後次受(じゅんごじじゅ)、これを三時といいます。

(善恶之报有三时,一为顺现报受,二是顺次生受,三乃顺后次受,此作“三时”。)


意味としては、人間の善悪の報いを受けるタイミングは3つある、と。

(意思是说,善恶之报会在三个不同的时间节点出现。)


我々の普段の生活に照らし合わせると、この3つのタイミングとしては、

1つ目の順現報受とは、つまり、行動した後すぐ結果が出ること、

2つ目の順次生受とは、すぐに結果は出ないけど、その後のいつかに現れること、

3つ目の順後次受とは、結果の出るタイミングは更に遅くなり、のちのち気付かないうちのいつかに結果として出てくることです。

(可以比对一下我们的日常生活:三个时间节点中的第一个是顺现报受,也就是说行动之后马上会显现结果;第二个顺次生受是指结果不会立刻显现,可能会在之后的某个时间点出现;第三个顺后次受是指结果会显现的更晚,可能会在很久之后的无意之中显现。)


これ、非常に理にかなう言葉とは思いませんか。

(大家不觉得所言极是吗?)


例えば、昨日一夜漬けで今日のテストで良い点数を取ったこと、これがまさに「順現報受」のケースです。

(比方说,由于昨晚开夜车开了一宿,今天的考试取得了不错的成绩,这就是“顺现报受”的例子。)


或いは、最近の半年運動にも食事にもすごく気をつけることによって、徐々に睡眠の質が改善されてきた。これが「順次生受」の例となりますね。

(再比如,最近半年自己非常注意运动和饮食,慢慢的睡眠质量逐渐有所改善了,这就是“顺次生受”的例子了。)


或いは体重や睡眠など一見何ら変化がないとしても、このような良い習慣が何年も続くことによって、数年後すごく元気な赤ちゃんが生まれてきた。これがまさに「順後次受」の例となります。

(或者说,表面看来自己的体重、睡眠等一切都没有什么变化,但是几年下来由于一直这样坚持,几年后生下一个非常健康的宝宝,这就是“顺后次受”的例子了。}


非常にわかりやすい例ですが、言いたいのは仏教には現代にも通用する非常に素晴らしい知恵がたくさんあることです。

(例子虽然非常通俗易懂,想说的是在佛教经典中有很多依然适用于当今社会的伟大智慧。)


「禅活」のような言葉が生まれた理由は多分ここにあると思います。(我想这或许就是为什么日本社会会出现“禅活”这样的新词的原因吧。)


ですから、この3つのタイミングを頭の片隅に入れながら行動したほうが良いのではないでしょうか。

(所以,平时在做出行动的时候,不妨下意识的考虑一下自己的行为会在什么时间点出现什么样的结果。)


今日の内容は以上となります。ではまた次回お会いしましょう。じゃあね、バイバイ!

(今天的内容就更新到此,我们下期再见,Bye!)

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