日本語の森 N1文法-2

文法:Aいかんによって(で、では)B
   Aいかんだ(による、にかかっている)

意味:Aが、どれぐらいか・どのようなものかによって、Bが決まる

接続:名詞 + (の) + いかんによる

例文:
1.N1合格は君のやる気いかんによると思うよ。
2.明日の天気いかんによっては、試合は中止するかもしれない。
3.オリンピックを開催できるかどうかは、国民の協力いかんだ。
4.筆記試験いかんで、面接が決まります。
5.次の与党が投票で勝つかどうかは、国民の支持率いかんだ。
6.JLPT受験者数いかんでは、試験会場の変更があるかもしれない。
7.この店の成功は君の努力いかんにかかっている。
8.出席状況いかんで、3月に卒業ができない可能性もある。
9.第一審の結果いかんで、上級の裁判所に控訴するかどうかを決める。
10.裁判の判決いかんでは、控訴が決まる。

文法:Aいかんによらず(にかかわらず、を問わず)B

意味:Aとは関係なく、Bは決まっている

接続:名詞+(の)+いかんによらず
   名詞+(の)+いかんにかかわらず
   名詞+(の)+いかんを問わず

例文:
1.お支払いになった会員料は理由のいかんによらず、お返しすることができません。
2.事情のいかんにかかわらず、授業には参加すべきだ。
3.選挙結果いかんを問わず、行政改革は続けなければならない。
4.弊社では、理由のいかんにかかわらず、お買い上げの商品の返品・交換を承りません。
5.結果のいかんによらず、今回の大会に参加できたことに価値を感じております。
6.日本語試験のいかんにかかわらず、上級クラスに移動するようになっている。
7.ここは、年齢のいかんを問わず、体力がある限り仕事ができる会社です。 
8.語学の勉強は、知能のいかんを問わず、話せば話すほど誰でも上達できる。
9.会議の参加、不参加のいかんによらず、明日までは報告書を提出しなきゃいけない。
10.面接の合否のいかんにかかわらず、採用結果は電話にてお知らせします。
11.事情のいかんにかかわらず、試験中の電子機器の使用は一切禁止します。
12.理由のいかんにかかわらず、試験中の携帯電話の使用は即退場にします。
13.殺人事件は理由いかんを問わず、厳しく判決を下すべきだ。
14.目的いかんを問わず、戦争地域への渡航はお控えください。
15.家族の事情いかんによらず、うそをついてお金をだまし取るなんて最低だ!

文法:~ずにはおかない、~ないでおかない

意味:絶対に~にする、自然にになる

接続:Vない+ずにはおかない

例文:
1.犯罪を見たら、警察に通報せずにはおかないだろう。
2.あの映画俳優が出演したから、この映画は観客を泣かせずにはおかないはずだ。
3.消費税が上がったら、国民は反対せずにはおかないだろう。
4.部長の怒り方は、彼女を泣かせずにはおかなかった。
5.子供の非行は親の心を傷つけずにはおかなかった。
6.ジョブスのプレゼンは、観客を魅了しないではおかない。
7.このイタリアンのパスタには、口に一口入れた瞬間、感動しないではおかない特別な味がある。
8.高額の美術品を壊したから、彼に弁償させずにはおかない。
9.あんなに教室で騒いだわけだから、罰を与えずにはおかないだろう。
10.犯罪に近い遊びだったので、警察は禁止せずにはおかなかった。
11.アップルのアイフォンは携帯電話製造業界の反響を呼び起こさずにはおかないだろう。
12.隣の家からいつもゴミが投げられているから、裁判に訴えずにはおかない。
13.自分が悪いのに逆切れした社員を叱らずにおかないぞ。

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