幸福的家庭(中日对译连载二)

他的笔立刻停滞了;他仰了头,两眼瞪着房顶,正在安排那安置这“幸福的家庭”的地方。他想:“北京?不行,死气沉沉,连空气也是死的。假如在这家庭的周围筑一道高墙,难道空气也就隔断了么?简直不行!江苏浙江天天防要开仗;福建更无须说。四川,广东都正在打。山东河南之类?——阿阿,要绑票的,倘使绑去一个,那就成为不幸的家庭了。上海天津的租界上房租贵;……假如在外国,笑话。云南贵州不知道怎样,但交通也太不便……。”他想来想去,想不出好地方,便要假定为A了,但又想,“现有不少的人是反对用西洋字母来代人地名的,说是要减少读者的兴味。我这回的投稿,似乎也不如不用,安全些。那么,在那里好呢?——湖南也打仗;大连仍然房租贵;察哈尔,吉林,黑龙江罢,——听说有马贼,也不行!……”他又想来想去,又想不出好地方,于是终于决心,假定这“幸福的家庭”所在的地方叫作A。

だが、彼の筆はたちどころに渋った。彼は仰向になって両眼を屋根裏にりながら、「幸福の家庭」の置場を考えてみた。「北京は? 駄目だ。全く沈み切ってしまって空気までも死んでいる。よしんば家庭のまわりを高塀が、ぐるりと囲んでいるにもせよ、まさか空気を遮断することは出来まい。つまり駄目だ! 江蘇浙江(こうそせっこう)は毎日戦争の防備をしているし、福建(ふくけん)と来たらなおさら盛んだ。四川(しせん)、広東(カントン)は? ちょうど今戦争の真最中だし、山東(さんとう)、河南(かなん)の方は? おお土匪(どひ)が人質を浚(さら)ってゆく。もし人質に取られたら、幸福な家庭はすぐに不幸な家庭になってしまう。そうかといって上海(シャンハイ)、天津(てんしん)の租界へ置けば家賃が高い。じゃ外国へ置くとしたらいい笑い話だ。雲南(うんなん)、貴州(きしゅう)は交通があまりに不便で、どんな風だか解らん……」彼は思いめぐらしてみたが、適当の場所を想い出せない。そこでA(エー)と仮定した。「今でもアルファベットで人名地名を書き現わすと、読者の興味を減少するという者が少くはない。今度の俺の投稿では、これを用いない方が安全だ。それでは、どこがいいだろうかな? 湖南(こなん)も戦争だ。大連(たいれん)はやはり家賃が高い。察哈爾(チチハル)、吉林(きちりん)、黒竜江(こくりゅうこう)は――、馬賊が出るというし、こいつもいけない!……」そこで、いくら考えてみても格別にこれといった所もないので、「幸福な家庭」の所在はAということに仮定した。

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