わたし、ていじでかえります

東山結衣（吉高由里子）

WEB制作会社・ネットヒーローズに勤務し、WEBディレクターとして働いている。絶対残業しないをモットーに、入社以来、定時で帰る生活を綴けている。仕事中毒で家に帰らない父親を見て育ったため、仕事に命を賭けるという生き方を徹底的に否定している。定時退社後は、行きつけの店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むのが日課。仕事は効率は重視し、他人に迷惑をかけない働き方を目指しえいる。

種田幸太郎（向井理）

制作４部の副部長でWEBプロデューセー。結衣の元婚約者。福永が社長を務める会社に勤務していた頃、結衣と出会い、結婚の約束をしていたが、仕事優先の姿勢からすれ違いが続き、婚約が破断。その後、ヘッドハンティングによりネットヒーローズに転職。仕事に集中しすぎると周りが見えなくなるワーカホリック体質。会社内でも随一のできる男。後輩のワォローは欠かさず、チームメンバーからの信頼も厚い。

諏訪巧（中丸雄一）

結衣の恋人。ネットヒーローズのライバル会社であり業界最大手のベイシック・オンに勤務している。家庭的な男性で結衣にとって理想的な相手。アウトドアが趣味で、料理をしたり、仕事よりもプライベートな時間を大切にしている。一方で、営業マンとしても優秀で、後輩からも慕われている。

福永誠司（コースケ・センタマリア）

いくつかの会社を転々としキャリアを積んだ後に３０代で企業。社長として小規模なWEB制作会社を経営していたが、会社を売却し、ネットヒーローズに転職。幸太郎とは前職からの付き合いで、新卒で幸太郎を採用し、戦力になるまで育てた。お調子者で明るいが、時に怖い一面も。

A: 社風ってこれですめ。

東山：会社のために自分があるんじゃない。自分のために会社があるんだ。

A:　残業してる人普通にいますよね。残業ゼロでホワイトだっていうから、この会社にしたんですけど。

東山：あ、ねえ、ほらよく見て、「残業ゼロを目指します」。ほら、「目指します」だから。

A：冗談です。

東山：冗談ね。じゃ、お疲れ。

A:おつまるです。

上海飯店

B：東山さん。昔から賤ヶ岳産のことご存知でしたよね？そもそもあんな人でした？

東山：う～ん…

B：私がこの会社に移ってきたときは親切だったんですよ。おなかもこんなに大きいのに［すぐ慣れるよ～」って細かく気を使ってくれて。今はその片鱗すらありませんよね。

東山：そうかな？

B：残業でも休日出勤でもドンと来い！だの。仕事できるアピールもはなはだしいですよね。

東山：休み明けで少し肩に力が入りすぎてるだけですよ。

屋上で

東山：異動願？

A:はい。

東山：もう今度はそうきたか。

A：そこ、笑うとこですか。

東山：ごめん。でも、どうして？

A:この間のプリゼンでもやらかしちゃったし、僕なんてここに至って何の役にも立たないし。

東山：そうだよねえ。

A: そこ普通「そんなことないよ」っていうとこですよね。

東山：いや…気持ちわかるなと思って。私も新人経った頃、散々役立たずって怒鳴られて、焦ったあげくにしくじってたし、この間のプレゼンもそうだよ。でも考えてみたらさ、新人なのに完璧に仕事できる方が変じゃない？